諸堂・寺宝案内
境内諸堂案内・本堂
本堂
昭和59年より工事が始まり約3年の歳月をかけて昭和63年11月に落慶法要を行う。
間口9間半・奥行き9間・柱、梁など主要材にケヤキを使用した銅板本瓦葺き本堂である。
本尊側面から奥行き2間分には檀家位牌堂・開山堂がある。
本堂下には、半地下構造の多目的ホールがあり、檀信徒会館として葬儀など様々な催しも
のに使用している。
境内諸堂案内・客殿
客殿
本堂建築にあわせて昭和59年より工事開始、18畳二間・12畳一間を備える。
客殿には専用の東司(トイレ)・配膳室を備え、120名までの食事もできる。
境内諸堂案内・地下ホール
地下ホール
葬儀斎場としての使用できる
100名イス席可能
境内諸堂案内・観音堂
観音堂
昭和50年、境内にあった幼稚園を移転するにあたり、
旧本堂西側に仮安置をしていた如意輪観音様の御堂建立を計画する。
総ケヤキづくり三手先組・間口4間半・奥行き3間半の御堂を昭和53年に落慶する。
境内諸堂案内・三門
三門
青梅街道からの参道整備にあわせて、平成9年より工事開始、平成11年落慶する。
旧三門を総門として街道沿いに移設、新たに総ケヤキづくり間口4間半・奥行き2間半重層
の三門を建立。正面両脇にはレッドウッド(メタセコイヤ)一木づくりの金剛力士像を安置、
重層部にはお釈迦様を安置している。
境内諸堂案内・鐘楼堂
鐘楼堂
老朽化した旧鐘楼堂を取り壊し、三門建築にあわせて現在の位置に建立する。
総ケヤキづくり・ひかえ柱・こし板には青森ヒバを使用し、内階段を上がってから鐘を撞く
構造になっている。
梵鐘は昭和23年に供出した鐘に換わり新造したもの。
境内諸堂案内・庫裡
境内諸堂案内・中庭「心経の庭」
中庭「心経の庭」
禅の悟の目的である「無」とか「空」の心を
般若心経の中にある
観自在菩薩
行深般若波羅密多時
照見蘊皆空
度一切苦厄
の言葉を借りて庭の内容としてあります。
悟の心(知慧)を持つ観音さまを中心として
悟に至る過程である布施、持戒、忍辱、精進、禅那、
悟の内容である五蘊(色受想行識)
皆空度一切苦厄(生老病死)などを
石組によって構成してある。
作庭家 斎藤忠一
寺宝案内・紙本着色歓心十界図
紙本着色歓心十界図(しほんちゃくしょくじっかいず)
本紙はかなり大きな掛軸装で、巻端書に「地獄極楽之図」と
あり、筆者および伝来など不詳である。中世末から近世初期に
制作されたと推定され、諸国を巡歴して熊野信仰を広めていた
尼僧、熊野比丘尼(くまのびくに)が諸人に勧善懲悪を説く
「絵解き」の用具として用いたと考えられます。
〈縦:140.6cm 横:127.6cm〉
〈平成元年3月24日東京都指定有形民俗文化財に指定〉
寺宝案内・仁王像